小さな家族と過ごす、静かであたたかな毎日。
この記事では、トイプードル(マロン)との暮らしの中で感じたことや、日々の小さな工夫について綴っています。
おうちでの過ごし方、季節ごとの気づき、住まいのちょっとしたアイデアなど…。
一人と一匹で暮らすからこそ見えてきた“心地よい暮らし方”を、
同じようにわんこと暮らす方へ、そっとお届けできたらうれしいです。
おうちでの過ごし方
一人と一匹で過ごすおうちの時間は、静かで、あたたかくて、とても特別。
トイプードルと暮らし始めてから、家の中に笑い声が増えたり、ちょっとした仕草に心がふっと和らぐ瞬間が増えました。
お留守番の工夫や室内遊び、くつろぎの場所作りなど、「おうち時間」がもっと心地よくなるヒントを、私の実体験からお届けします。
- トイプーとの一人暮らし、日中はどう過ごしてる?
- うちのトイプー、お留守番はこうしています
- 室内で遊べるお気に入りのおもちゃ3選
- トイプードルの寝床、どうしてる?我が家のくつろぎコーナー紹介
のんびり、ゆっくり、うちの子と一緒に過ごす日々のなかに、小さな幸せが見つかりますように。
トイプーとの一人暮らし、日中はどう過ごしてる?
トイプードルとの一人暮らしでは、朝はゆっくり起きてごはんと軽いスキンシップからスタート。
日中はお互いのペースで過ごし、私は読書や家事、トイプーはお気に入りの場所でお昼寝。午後は気温を見ながら短めの散歩へ。
夜はテレビを見ながらくつろぎ、寝る前にもう一度スキンシップ。無理せず、自然体で過ごす毎日が心地よく、穏やかな時間に救われています。
午前中|ゆっくり朝を迎える時間
朝は7時頃に起床。
トイプーのマロン(名前)も、私の動きにあわせてのそのそと起きてきます。
まずはお水を交換し、軽くスキンシップ。 そのあと朝ごはん。
ごはんのあとは、窓辺で日なたぼっこをしながら、私はコーヒーを。
テレビを見ながら身支度したり、洗濯物を干したりする間も、近くにいてくれるだけで、なんだか心が落ち着くんです。
日中|おうちの中でできることをゆっくりと
午前中の家事が終わったら、軽くおもちゃ遊びやブラッシング。
私は午前〜午後の数時間、趣味の読書や裁縫をして過ごすことが多いです。
そんな間、マロンはお気に入りのクッションでぐっすりお昼寝。
時々、くんくんと匂いを嗅ぎにきたり、そっと膝に頭を乗せてきたり。
「そばにいる」というだけで、とても満たされた気持ちになります。
午後|体調と相談しながら、軽くお散歩へ
午後の気温がちょうどよい日は、15〜20分ほどの短め散歩に。
無理せず、自分の体力に合わせて歩ける範囲で。
帰宅後はお水を飲んで、またゆっくりタイム。
私は簡単な夕飯の準備をしたり、録画しておいたドラマを見たり。
トイプーは、私のそばで静かに過ごしてくれます。
お互いに、がんばりすぎない日々がちょうどいいのだと思います。
夜|おやすみ前の“ふたり時間”
寝る前は、ふわっとした毛並みをなでながら、心を落ち着ける時間。
一人だと、夜は少しさみしく感じることもありましたが、今はそばにいてくれるこの子のおかげで、静かな安心感に包まれながら眠れます。
がんばらなくても、寄り添える
一人と一匹の暮らしは、特別なことをしなくても、十分に豊かだと感じています。
飼い主が無理をしすぎず、トイプーのペースと自分のペースを大切にしながら、ゆるやかに過ごす日々。
そんな何でもない時間が、いつの間にか一番の宝物になるのかもしれません。
「一人暮らしで大丈夫かな?」と悩んでいる方にも、わんことの毎日は、心強く、やさしいものだと伝えたいです。
うちのトイプー、お留守番はこうしています
一人暮らしの私は、トイプーにお留守番をお願いする時間もあります。
外出時はエアコンをつけたままにし、静かで落ち着ける定位置にお気に入りのベッドを用意。おやつ入りのおもちゃを置いて、夢中になって過ごせる工夫も。
帰宅後はたっぷり声をかけてスキンシップ。少しの配慮で、お互いに安心できるお留守番ができるようになりました。
お留守番時間は「2〜4時間」が基本
長時間のお留守番はまだ避けています。
外出は病院・買い物・人との約束など、できるだけ昼間の短時間にまとめています。
心配になってしまう性格なので、無理のない範囲で調整することが、お互いにとっての安心になっています。
わが家のお留守番環境
トイプーが落ち着いて過ごせるように、以下の3つを意識しています。
① 安心できる定位置をつくる
- ケージは開けっぱなし+お気に入りのブランケットで快適空間
- 静かにひとりで寝ていられる場所があると、緊張しにくいようです
② 窓際にはカーテンを
- 外の音や人の気配に反応して吠えないよう、視界をやさしく遮っています
- カーテン越しに光が入る程度がちょうどいいみたいです
③ 室温・換気をチェック
- 季節ごとの設定(夏:エアコン26℃前後/冬:20℃+加湿器)
- 短時間でも、室温・湿度にはいつも気を配っています
留守番中のおもちゃ&工夫
■ おやつ入り知育トイ(コングなど)を置いておくと、夢中になって遊びながら待ってくれます。
■ 時間が長くなりそうな日は、軽く遊んでから外出することで、落ち着いて寝てくれるようになりました。
■ 私がいない間もテレビやラジオを小さめにつけておくと、
「ひとりじゃない」と感じるのか、静かに過ごせるようです。
帰ってきたら、たっぷりスキンシップ
ドアを開けると、しっぽを全力で振って迎えてくれるマロン。
少しの時間でも、やっぱり寂しかったのかなと思うと、ぎゅっと抱きしめたくなります。
帰宅後は「がんばったね」「いい子にしてたね」とたくさん声をかけてあげるようにしています。
そのあと、少しだけおやつをあげて、一緒にのんびり。
少しの気配りで、お互いにやさしい時間に
一人暮らしでも、トイプードルとのお留守番は十分できます。
大切なのは、「不安を減らす仕組み」をあらかじめ整えておくこと。
私も最初は心配でそわそわしていましたが、今では「大丈夫かな?」から「ちゃんと待っててくれてる」に気持ちが変わってきました。
無理なく、できることから。
お留守番の時間も、トイプーとの暮らしを豊かにするひとつの時間として、前向きに過ごしていけたらと思います。
室内で遊べるお気に入りのおもちゃ3選
雨の日や暑い日でも、室内で遊べるお気に入りのおもちゃがあると、トイプードルのストレス発散にもなります。
わが家で活躍しているのは、
- おやつを隠せる「ノーズワークマット」
- 軽くてくわえやすい「ピーピーぬいぐるみ」
- 一緒に遊べる「ロープトイ」
の3つ。
静かで安全、飼い主の体にも負担が少なく、一人暮らしでも無理なく取り入れやすいアイテムです。
① 転がすだけで夢中!知育トイ「ノーズワークマット」
フェルトの中にフードやおやつを隠して、
愛犬が鼻を使って探す“ノーズワーク”遊びができるおもちゃ。
【わが家で使っているもの】
- 商品名:ノーズワークマット(円形・滑り止め付き)
- 購入先:Amazon
良かったポイント:
- 動きが激しくないので、音が静か
- 飼い主が座ったままでも遊びのサポートができる
- 「探す」「見つける」楽しさで満足度が高い
初めての日は戸惑っていましたが、2日目からは夢中に。
食いつきがいいので、食が細い子にもおすすめです。
② 小さめサイズで安心「ピーピー鳴るぬいぐるみ」
「押すと音が鳴るおもちゃ」は定番ですが、
トイプードルには柔らかくて軽い、手のひらサイズのぬいぐるみタイプが◎です。
【わが家のお気に入り】
- 商品名:アヒルのぬいぐるみ(やわらか素材)
- 購入先:楽天
良かったポイント:
- 歯が弱くてもくわえやすい
- 布素材なので床や家具に傷をつけない
- お昼寝のときもそっと抱えていてかわいい
お気に入りの子を決めて、“ぬいぐるみ相棒”のように持ち歩いている姿がたまりません。
③ 飼い主も一緒に楽しめる「ロープ付き引っぱりトイ」
引っぱり合いっこができるロープトイは、
短時間でもしっかり遊べて運動不足解消に効果的です。
【使っているもの】
- 商品名:コットンロープトイ(両端に結び目つき)
- 購入先:Amazon
良かったポイント:
- 噛む感触が好きらしく飽きにくい
- 遊びながら歯のケアにもなる
- 飼い主とのコミュニケーションにもぴったり
無理せずソファに座ったまま引っぱり合えるので、運動不足気味な私にも優しい遊び方です。
室内でも、心は外より広くなる。
外に出られない日でも、ちょっとしたおもちゃがあれば
わんちゃんの気分もガラッと変わります。
今回ご紹介したおもちゃは、どれも“静か・簡単・安全”で、飼い主にも負担の少ないものばかり。
「何を選んだらいいかわからない」と迷っている方の、
小さなヒントになればうれしいです。
ぜひ、愛犬にぴったりのおうち遊びを見つけて、
ゆっくりとした時間の中で、一緒に笑顔になってくださいね。

トイプードルの寝床、どうしてる?我が家のくつろぎコーナー紹介
我が家のトイプーの寝床は、リビングのすみにある「くつろぎコーナー」。
ふわふわのベッドに洗えるブランケットを敷き、周囲には滑り止めマットも。エアコンの風が直接当たらない場所を選び、落ち着ける空間にしています。
安心できる定位置があることで、お留守番や就寝時も静かに過ごせるように。小さな“居場所”づくりが、心の安定にもつながっています。
うちのトイプーの“定位置”はリビングの一角
寝床は、リビングの隅に設けています。
人の気配を感じられつつ、静かで落ち着ける場所を意識して選びました。
窓際から少し離れた、日なたと影の中間くらいのポジションです。
ソファやテレビの音が遠すぎず、近すぎず。
わんちゃんにとっても、「そばにいるけど、静かに休める」この距離感がちょうどいいようです。
使っているアイテムとその理由
寝床をつくるうえで、私が選んだのはこの3つ。
① 洗えるふわふわベッド(丸型・低反発)
- 夏でも冬でも使いやすい素材
- 丸まって寝られる安心感がある形
- 丸洗いOKで清潔に保てるのが決め手
② フェイクファーのブランケット
- 体にフィットしやすく、自分から潜っていくほどお気に入り
- 季節ごとに2〜3枚使い分けています
- 洗濯機で洗えるので衛生的
③ 足元に敷くコルクマット
- ベッドの下に滑り止め&冷え防止として敷いています
- 柔らかいので関節の負担も軽減できます
トイプーが安心する環境とは?
トイプードルは比較的繊細で甘えん坊な性格の子が多いと言われています。
だからこそ、「ひとりになれるけど、孤独じゃない」空間があると安心してくれるようです。
わが家では、寝床の近くに私の使い古しのTシャツを置いたり、声がうっすら届くようにテレビを小さくつけていたり──ほんの少しの気配が、彼女の安心につながっているように思います。d
ある日の“くつろぎ風景”
ふわふわのベッドの上で丸くなってスヤスヤ。
日の光が差し込む時間帯には、うっとり目を閉じて日なたぼっこ。
お気に入りのぬいぐるみをそばに置いている姿に、思わずこちらの顔もゆるんでしまいます。
寝床は「愛犬にとっての安心基地」
トイプードルにとって、寝床は単なる“寝る場所”ではなく、心を休める大切な場所。
飼い主のそばで、ほどよい距離感とぬくもりを感じながら、静かに過ごせるスペースをつくることで、お互いがリラックスできる時間が増えていきました。
「どこに寝床をつくるか」「何を使うか」も大事ですが、いちばん大切なのは、「ここがあなたの安心の場所だよ」と、気持ちをこめて整えてあげることなのかもしれません。
今日もわが家の小さな“くつろぎコーナー”で、トイプーは幸せそうに丸くなっています。
季節と暮らし
春の風、夏のひざし、秋の落ち葉、冬のぬくもり。
季節のうつろいは、トイプードルとの暮らしにもたくさんの変化を運んできます。
このカテゴリでは、季節ごとのお世話の工夫や、過ごし方のヒント、日々の気づきを綴っています。
気温や湿度、毛の手入れ、お散歩の時間…。
小さな体を守るために、私たちができることは意外とたくさん。
- 春のお散歩、注意していること【花粉・虫・気温】
- 夏の暑さ対策|エアコン設定と散歩時間の工夫
- 秋は抜け毛の季節?ブラッシングのコツとタイミング
- 冬の乾燥・寒さケア|毛布・服・加湿器の使い方
四季の中で見つけた、心地よい暮らしと、愛犬とのやさしい時間を、少しずつ記録していきたいと思います。
春のお散歩、注意していること【花粉・虫・気温】
一人暮らしの私は、外出時もトイプーが安心してお留守番できるように工夫しています。
エアコンで室温を調整し、落ち着けるベッドを用意。おやつを入れた知育おもちゃで静かに遊べる時間もつくっています。テレビを小さめに流しておくと、人の気配がして安心するようです。
帰宅後はたっぷりスキンシップと「いい子だったね」の声かけを。ちょっとした気配りが、安心感につながっています。
① 花粉対策|帰宅後の“拭き取り”が基本
春はスギやヒノキなどの花粉が多く飛ぶ季節。
わんちゃんの体にも花粉が付着することで、くしゃみや目のかゆみ、皮膚のかぶれが起きることもあります。
わが家では、散歩から帰ったら必ず足・お腹・顔まわりをペット用の濡れタオルで拭くようにしています。
■ やっていること
- 玄関先で軽くブラッシング(毛に付いた花粉を落とす)
- 濡らしたガーゼタオルで優しく拭き取り
- 鼻のまわりは特にやさしくなでるように
これをするようになってから、春先のかゆみや皮膚トラブルが減りました。
花粉症気味の飼い主さんにも効果的です◎
② 虫よけ対策|ノミ・ダニ予防は早めに
春になると、草むらに潜むノミ・ダニが少しずつ動き始めます。
とくにトイプードルは毛が密なので、ダニが見つかりにくいのが注意点。
まだ4月だし…と思って油断していると、いつの間にかかゆがっていたり、赤みが出たりすることも。
■ わが家の虫対策
- かかりつけの動物病院で、3月下旬から予防薬を開始
- 散歩コースはなるべく草むらを避ける
- ダニがつきにくいハーブスプレー(天然成分)を活用
季節の始まりは、「まだ大丈夫」ではなく、「そろそろ注意しようかな」がちょうどいいと感じています。
③ 気温と日差し|時間帯と服装にひと工夫
春とはいえ、日によっては急に気温が高くなったり、日差しが強かったりする日もあります。
朝晩は寒いのに、昼間は汗ばむ…なんてことも。
わんちゃんにとっても負担になりますので、時間帯と服装を調整しています。
■ やっていること
- お散歩は午前10時頃か夕方4時以降(気温が安定する時間)
- 日差しが強い日は、UVカットの犬服を活用
- 小まめな水分補給を忘れずに
トイプードルは黒っぽい毛だと熱を吸収しやすいので、明るい色の服を着せるだけでも、体感温度が変わる気がします。
春のお散歩は、気持ちいいけど“油断せず”
春は、お散歩がますます楽しくなる季節。
でも、花粉・虫・気温の変化と、わんちゃんの身体には意外と刺激が多いもの。
少しの工夫と、ほんの少しの気配りで、春のお散歩が安心で心地よい時間になります。
これからも季節の変化に寄り添いながら、わたしとマロン(トイプーの名前)らしい暮らしを続けていけたらと思います。
みなさんも、どうぞ素敵な春のお散歩をお楽しみくださいね。
夏の暑さ対策|エアコン設定と散歩時間の工夫
夏の暑さはトイプードルにとって大敵。
わが家では、日中はエアコンを26〜27℃でつけっぱなしにし、風が直接当たらない位置にベッドを設置。
湿度も50〜60%を保つよう工夫しています。
お散歩は早朝6〜7時か夕方18時半以降の涼しい時間に限定し、地面の熱さも手でチェック。冷感マットや水分補給も取り入れながら、無理のない“涼しい夏”を心がけています。
① エアコン設定|つけっぱなしで“涼しすぎない”が基本
■ 設定温度の目安:26〜27℃前後(弱めの冷房)
人間には少し暑く感じても、トイプーにとっては冷えすぎないこのくらいがベストのようです。
私が出かけるときも、基本的にはエアコンはつけっぱなし。
外が30℃を超える日は、締め切った室内ではすぐに熱がこもってしまいます。
▼ さらに気をつけているポイント
- 直射日光を避けるため、レースカーテンは閉めておく
- 風が直接当たらないよう、トイプーのベッドはエアコンの風下からずらす
- 湿度は50〜60%程度をキープ(サーキュレーターや除湿モードも併用)
② 散歩時間|地面の温度をチェックしてから出発
真夏のアスファルトは、肉球をやけどしてしまうほど高温になることも。
■ わが家のお散歩時間:
- 早朝(6:00〜7:00)または夕方(18:30以降)
- それ以外の時間帯は基本的に散歩は避けています
外に出る前には、手で地面を触って“熱くないか”を確認するのが習慣です。
また、散歩コースも日陰の多い場所を選び、時間は短めにして無理をさせないようにしています。
プラスαの暑さ対策アイテム
夏の室内やお散歩をより快適にしてくれるアイテムも活用しています。
ペット用クールマット
→ ベッドの上に敷いて、体温を下げる効果に。冷えすぎないジェルタイプを選びました。
携帯用ミストスプレー
→ 散歩後、足裏やお腹にシュッとひと吹き。火照りをやさしく冷ましてくれます。
凍らせたペットボトル
→ タオルにくるんでハウスのそばに置くと、エアコンの風を冷やす“簡易冷風機”のような役割に。
涼しく、でも冷やしすぎず。おだやかな夏を。
トイプードルとの夏は、「冷やす」というよりも「快適さを保つ」ことが大切だと感じています。
エアコンの温度も、お散歩の時間も、“この子にとってどうか”を考えながら、
少しずつ調整していけば、暑い季節も安心して過ごすことができます。
無理をせず、できることから。
トイプーも飼い主も、一緒に涼しく夏を乗り越えましょうね。
秋は抜け毛の季節?ブラッシングのコツとタイミング
トイプードルは抜け毛が少ない犬種ですが、秋は気温や湿度の変化で毛が抜けやすくなることも。
わが家では、夜のくつろぎ時間に1日1回、5分ほどブラッシングを習慣にしています。毛先からやさしくときほぐすのがコツで、スリッカーブラシとコームを使い分けています。
終わったあとは「がんばったね」と声をかけて、ごほうびも忘れずに。小さな習慣が健康な毛並みと心の安定につながります。
秋はなぜ毛が気になるの?
トイプードルは「シングルコート」で、他の犬種ほど大量には抜けません。
けれど、夏に紫外線を浴びた毛が弱くなったり、気温と湿度の変化で乾燥しがちになったりする秋は、毛がよく抜けたように感じることがあります。
また、静電気の影響や毛玉もできやすくなるため、こまめなブラッシングが大切になります。
我が家のブラッシング習慣|おすすめタイミングは「1日1回、くつろぎ時間に」
ブラッシングは“お手入れ”というより“スキンシップ”と思って、無理なく続けています。
▼ わが家での習慣:
- 夜のテレビタイムや、お昼寝のあとのタイミング
- 犬が落ち着いているときに、ひざに乗せてなでながらスタート
- 1回5分程度、できる範囲でOK!
きっちり毎日じゃなくても、「今日もやってあげようかな」と思えたときに、
ゆるやかに取り入れるのが長続きのコツです。
使っている道具とコツ
私が実際に使っているブラシは、以下の2種類です。
スリッカーブラシ(毛のもつれをとく)
- 小さめサイズで、手に負担がかかりにくいものを選びました
- もつれが気になる部分だけ、そっと軽くとかすだけでOK
コーム(仕上げ用)
- 全体の毛並みを整えるのに使います
- 顔まわりや脚など、細かいところにもやさしくフィット
▼ コツ・ポイント
- 毛を引っ張らないよう、毛先→根元の順で少しずつ
- 声をかけながらリズムよく
- 毛玉が大きいときは無理にとらず、トリミングに相談するのも手
ブラッシング後の“ごほうびタイム”が大事
ブラッシングのあとは、小さなおやつをあげたり、そっと抱っこして「がんばったね」と声をかけるようにしています。
トイプーにとっても「いいこととセット」だと覚えると、嫌がらずにさせてくれるようになります。
我が家では、今ではブラシを見ると自分から寄ってくる日もあるほどです。
秋は、毛と心を整える季節
秋は気温の変化もあり、犬も人もなんとなく体がゆらぎやすい時期。
そんなときこそ、ほんの少しの手間とスキンシップで、心地よく過ごせる毎日がつくれると感じています。
毛並みが整うと、わんちゃんの表情までやさしくなるような気がします。
無理なく、楽しみながら。
トイプーとの秋の暮らしに、“ブラッシング”という優しい習慣を取り入れてみませんか?
冬の乾燥・寒さケア|毛布・服・加湿器の使い方
冬の寒さと乾燥は、トイプードルにとって大きな負担。
わが家では、ふわふわ毛布と裏起毛の服で保温し、ベッドはエアコンの風が当たらない位置に設置。加湿器で湿度を50〜60%に保ち、肌や喉の乾燥も予防しています。
寒さからくる震えや静電気のストレスを減らすためのちょっとした工夫が、安心して眠れる空間につながります。ぬくもりと湿度が、冬のやさしさになります。
毛布|体がすっぽり包まれる“安心のぬくもり”
トイプーは、柔らかくてふわふわした素材が大好き。
我が家では、ふわふわのマイクロファイバー毛布を1枚、寝床に必ず敷いています。
▼ 毛布選びのポイント
- 手触りがやわらかく、静電気が起きにくい素材を選ぶ
- サイズは「犬が丸くなって収まるくらい+余裕」
- 洗濯機で洗えることも大事。こまめに洗って清潔に
ときどき、自分から毛布にもぐり込んで「ここが好き」と言っているような表情を見せてくれます。
犬の服|冷えすぎ防止と“安心感”をつくる役割
冬のおうち時間には、薄手のあったかインナーのような服を着せています。
体温を奪わないために、室内でも服があった方が落ち着く子も多いようです。
▼ 実際に使っているタイプ
- 裏起毛の伸びるコットン素材(マジックテープ式で着脱が簡単)
- 袖なし・腹部が開いたデザインでトイレも安心
「着せっぱなしでいいの?」と不安になるかもしれませんが、こまめに脱がせて毛や肌の状態をチェックすれば大丈夫です。
特に寒がりの子は、お洋服が“安心材料”にもなりますよ。
加湿器|乾燥を防いで“喉と皮膚”を守る大事な味方
冬はエアコンやファンヒーターの使用で、空気が乾燥しがち。
その結果、愛犬が静電気に驚いたり、かゆみやフケが出たりすることもあります。
我が家では、部屋の湿度を50〜60%に保つように心がけています。
▼ 加湿器の使い方
- 寝床から離れた場所に設置(風が直接当たらないように)
- タイマー機能や自動湿度調整付きの機種が便利
- こまめに水の交換・掃除をして清潔をキープ
肌や喉の乾燥が和らいだのか、くしゃみや顔のかゆみが減ったように感じます。
ある日の“冬のくつろぎ風景”
薄手の洋服を着て、毛布にくるまりながらスヤスヤと寝息を立てているマロン(トイプーの名前)。
加湿器のやさしい蒸気がふわっと広がるなか、私はそっと膝掛けをかけて、同じ空間で静かに本を読む。
そんな日常が、寒い冬でも心をあたためてくれる時間になっています。
「ぬくもり」と「湿度」で、心地よい冬を
トイプードルにとっての冬は、ちょっとした寒さや乾燥が思った以上の負担になることもあります。
でも、毛布1枚、服1枚、加湿器1台──
小さな工夫で、わんちゃんの体も心も、ぐんとラクになるはず。
そして何より、「大丈夫だよ、あたたかくしておこうね」と声をかけながら過ごすことで、お互いの安心感も深まっていくのだと感じています。
今年の冬も、マロンと一緒に、静かでやさしい時間を重ねていけたらと思います。
住まいと犬の安全
トイプードルとの暮らしは、ほんの少しの工夫で、もっと安心で快適になります。
すべりやすいフローリング、段差のある玄関、コンセントやコードの位置…。
人にとっては何気ない空間も、小さな体のわんこにとっては思わぬ危険が潜んでいることもあります。
このカテゴリでは、おうちの中で安心して過ごすための工夫や、安全グッズの紹介、実際の体験談などをまとめています。
一人暮らしでも無理なくできることを中心に、
わんちゃんと一緒に安心して暮らせる住まいづくりのヒントを、少しずつお届けしていきます。
- 一人暮らしでも安心!犬にやさしい部屋づくり
- 玄関・階段・ベッド回りの安全対策
- フローリングの滑り防止に効果があったアイテム紹介
- 愛犬の抜け毛・におい対策!お掃除ルーティン
一人暮らしでも安心!犬にやさしい部屋づくり
トイプードルとの暮らしで気をつけたいのが、家の中の安全対策。
わが家では滑りやすいフローリングにコルクマットを敷き、足腰の負担を軽減。キッチンや階段には簡易ゲートを設置し、コード類はカバーで保護しています。リビングのすみにベッドと毛布を置いた“くつろぎコーナー”も安心のポイント。
一人暮らしでも無理なく整えられる工夫で、犬にも飼い主にもやさしい空間をつくれます。
① 床は“滑らない・冷たくない”が安心のカギ
フローリングは見た目はきれいでも、犬の足には滑りやすくて危険です。
特にトイプードルは足腰が細く、膝に負担がかかりやすい犬種。
▼ わが家で実践していること:
- クッションフロアやコルクマットを敷いて滑り止め対策
- 夏はひんやりしすぎず、冬も冷たくなりにくい素材を選ぶ
- トイレ周りは防水性の高いマットを使ってお掃除をラクに
「走りやすくなったのか、転ぶことが減りました。」そんな変化があると、整えてよかったなと実感します。
② 危険な場所には“ちょっとした仕切り”を
家の中には、思わぬ場所に危険が隠れています。
一人暮らしだと、見ていないときの事故が一番心配ですよね。
▼ 工夫している場所とアイテム
- キッチン:100均の簡易ゲートで侵入防止
- 電源コード:コードカバーや結束バンドでまとめて収納
- 段差のある玄関やベッド横:低めの柵で転落防止
特別なリフォームをしなくても、少しの工夫で“犬目線の安全”は確保できます。
③ 落ち着ける“定位置”をつくってあげる
トイプーは甘えん坊ですが、意外と静かで安心できる場所を好む一面もあります。
わが家では、リビングのすみに「くつろぎコーナー」をつくりました。
▼ 使っているもの
- 柔らかいベッド+洗えるブランケット
- まぶしすぎない位置に置く
- 飼い主の声が届くくらいの距離感に配置
「ここが落ち着く」と覚えてからは、お留守番のときも自然とそこに座って待ってくれるようになりました。
安心できる部屋は、お互いにやさしい
一人暮らしで犬と暮らすというのは、不安もあれば、とても穏やかで満たされた時間でもあります。
完璧に整える必要はありません。
でも、ちょっとした気づきや工夫の積み重ねで、愛犬がのびのびと過ごせる空間をつくることができます。
それはきっと、私たち自身にとっても心からリラックスできる“やさしい部屋”になるはずです。
玄関・階段・ベッド回りの安全対策
トイプードルとの暮らしで事故が起こりやすいのが、玄関・階段・ベッドまわり。
玄関には突っ張り式ゲートを設置し、飛び出しや段差の転落を防止。
階段はベビーゲートで立ち入りを制限し、滑り止めマットも併用。
ベッド横には2段ステップとクッションマットを置いて、高い所からのジャンプによる足腰の負担を軽減。小さな工夫で、大きな安心につながります。
① 玄関|飛び出し&転落防止には“物理的にブロック”が基本
玄関は開け閉めの多い場所で、犬がつい飛び出してしまうリスクがあります。
小型犬にとっては、玄関の段差でも大きなケガにつながることも。
我が家の工夫:
- 玄関前に突っ張りタイプのペットゲートを設置(工具不要で簡単)
- ドアを開けるときは、犬が別の部屋にいるかを必ず確認
- お客様用に「犬がいます」プレートもドアに貼付けて注意喚起
特に宅配対応時など、焦っているときこそ注意が必要ですね。
② 階段|登り降り禁止で“足腰の負担”を防ぐ
トイプードルは膝が弱い子が多いため、階段の昇り降りはなるべく避けたい動作のひとつ。
高齢になると関節炎の原因にもなるため、元気なうちから階段を使わせないクセづけがおすすめです。
我が家の対策:
- 階段の前にベビーゲートを設置して完全シャットアウト
- 万が一入ってしまっても滑らないよう、滑り止めマットを階段に設置
- 「下に行かないよ」の声かけを根気強く続けて、自然に覚えてもらいました
階段を禁止する代わりに、運動は平らな場所や散歩でしっかりと確保しています。
③ ベッドまわり|高低差をなくして“ジャンプ”を防ぐ
飼い主が寝るベッドは、犬にとっては「一緒にいたい場所」。
でも、高さがあると上り下りで足腰に負担がかかったり、着地の失敗でケガをすることも。
我が家の対策:
- ベッドの横にステップ(2段タイプ)を設置
- ベッドに勝手に上がらないように、寝るとき以外は柵でブロック
- ベッドの周囲にクッションマットを敷いて“落ちても安心”な工夫も
「ここで寝るときは、一緒」「それ以外はおりこうさん」
というリズムを作っておくと、犬も安心して自分の行動範囲を覚えてくれます。
家の中こそ「安心して任せられる環境づくり」を
一人暮らしで犬と暮らすと、常に目を離さずにいることはできません。
だからこそ、お互いに安心して過ごせる“先回りの工夫”がとても大切だと感じています。
玄関、階段、ベッドまわり──どれも、少しの対策で大きな安心につながります。
トイプードルと穏やかに、静かに暮らす毎日が、
これからもずっと安全でやさしい時間になりますように。
フローリングの滑り防止に効果があったアイテム紹介
滑りやすいフローリングは、トイプードルの足腰に負担がかかります。
わが家では、まずジョイント式コルクマットを導入。必要な場所だけ敷けて洗えるのが魅力です。
見た目を変えたくない場所には、ペット用の滑り止めワックスを使用。
さらに、来客時や老犬期には滑り止め付きの犬用ソックスも便利でした。無理のない範囲で対策するだけで、安心感がぐんと高まります。
① ジョイント式コルクマット|置くだけ&洗える手軽さ
一番手軽で効果があったのが、ジョイントタイプのコルクマットでした。
使ってよかったポイント
- 表面がサラサラしていて足のグリップが効く
- はめ込み式なので必要なところにだけ敷ける
- 食べこぼしやおしっこがあっても、1枚だけ外して洗える
▼ 使っている商品例
- 商品名:ナチュラルコルクマット(30×30cm/厚さ8mm)
- 購入先:楽天・Amazonなど多数
リビングの通り道やソファの前、ベッド横など、犬がよく通る場所にだけ敷くのがコツです。
② 滑り止めワックス|見た目そのまま、でもしっかり滑りにくい
「マットを敷くのはちょっと…」という場所には、床に塗るタイプの滑り止めワックスもおすすめ。
わが家で使っているのは、ペット用のフローリングワックス。
使ってよかったポイント
- 見た目がそのままで、部屋の雰囲気を崩さない
- 一度塗れば数週間効果が持続する
- 雨の日の足のすべりも軽減される
▼ 商品例
- ペットの足にやさしいノンスリップワックス(無香料)
- フローリングワイパーで簡単に塗布可能
とくに廊下や出入り口など、マットを敷きにくい場所にぴったりです。
③ 滑り止め靴下・ソックス(室内用)
室内用の犬用ソックスも試してみました。
使うシーンは限られますが、老犬や術後の子、来客時などに便利です。
使ってよかったポイント
- 底に滑り止めゴムがついていて安心感◎
- 足先が冷える冬にもぴったり
- 履かせるのに少し慣れが必要だけど、嫌がらない子ならおすすめ
▼ 使用中の商品例
- 室内用ドッグソックス(4足セット)
- サイズ:XS(トイプーサイズ)/色は落ち着いたグレー
※脱げやすさや素材によって好みが分かれるので、まずは1セット試してみるのが◎
“ちょっとした対策”がケガを防ぐ第一歩
一人暮らしだと、目を離している時間や外出時がとくに不安になりますよね。
だからこそ、家の中を「すべりにくく整えておくこと」は、愛犬の安全を守るいちばんの予防になります。
今回ご紹介したアイテムは、どれも無理せず続けられるものばかり。
「気になる場所から少しずつ」でも、十分効果を感じられると思います。
愛犬と長く元気に暮らしていくために、今日からできる“足腰にやさしい工夫”、ぜひ取り入れてみてくださいね。
愛犬の抜け毛・におい対策!お掃除ルーティン
トイプードルは抜け毛が少ないと言われますが、それでも日々の暮らしで毛やにおいは気になるもの。
わが家では朝晩のコロコロと、週1回のコードレス掃除機が基本。ベッドやブランケットはこまめに洗濯し、消臭スプレーや炭の脱臭剤も活用しています。
ごはんの後やお散歩帰りは、足元や口まわりの拭き取りも習慣に。無理なく続けられる工夫で、清潔で快適な暮らしを保っています。
朝:軽めのリセット掃除で1日をスタート
朝は、まずトイプーのベッドや毛布を整えるところから。
毛がたまりやすい場所には、コロコロクリーナーをひと転がし。
▼ 朝のルーティン
- コロコロ:ベッド、クッション、ソファの上
- 拭き掃除:フローリングに落ちた毛やほこり(ウェットシート使用)
- 換気:においがこもらないよう、5〜10分の窓開け
朝のちょっとした習慣で、気持ちも部屋もすっきりします。
夕方〜夜:“見えない毛”と“におい”のリセット
日中に舞っていた毛やほこりは、夜にまとめて掃除します。
コードレス掃除機で床全体をゆっくりとかけるのが日課です。
▼ 夜のルーティン
- 掃除機:床全体(毛がよく落ちるリビング・廊下)
- 消臭スプレー:ソファやカーテンに軽くひと吹き(ペット用・無香料)
- 空気清浄機のチェック:フィルターの掃除は週1回程度
香りを使いすぎず、“無臭の清潔感”を意識しています。
週1回のしっかり掃除&洗濯
週に1回は、ベッド・毛布・タオル類をまとめて洗濯します。
天気がいい日は外に干して、日光でにおいもスッキリ。
▼ 洗濯時のポイント
- 柔軟剤は無香料かペット用のやさしいタイプ
- 洗濯前に、コロコロ or 粘着テープで毛を取っておくと◎
また、トイレまわりの掃除もこのタイミングでしっかりと。
「毎日ちょっと+週1しっかり」で、無理なく清潔をキープしています。
愛犬にも飼い主にも心地よい空間づくりを
トイプーがリラックスできるのは、飼い主が心地よく過ごしているとき。
掃除をがんばりすぎなくても、ちょっとした習慣の積み重ねで、毛やにおいに悩まない空間はつくれます。
これからも、マロン(愛犬の名前)と一緒に過ごすこの家が、お互いにとって安心できる“居場所”であるように。
今日も、いつものコロコロを片手に「きれいにしようね」と声をかけています。
飼い主としての心のこと
トイプードルと暮らし始めて、うれしいことが増えました。
小さな体でそっと寄り添ってくれる存在に、ふとした瞬間「この子がいてくれてよかったな」と思う日があります。
でも同時に、「この子をちゃんと守れているかな?」と不安になる日も。
飼い主として感じたよろこび、戸惑い、さみしさや安心感を、飾らず、ありのままの気持ちで綴っています。
- 一人で犬を飼うって大丈夫?始めて感じたこと
- トイプーがいてくれて、救われたと感じた瞬間
- 愛犬が話せたら聞いてみたいこと
- もしものときのこと、少しずつ考え始めました
同じように、犬と暮らす中で感じる気持ちをそっと共感してもらえたら、うれしいです。
一人で犬を飼うって大丈夫?始めて感じたこと
一人暮らしで犬を飼うことに不安はありましたが、実際に暮らし始めてみると、心の中に温かな変化が生まれました。毎日のリズムが整い、誰かと過ごす安心感に救われる瞬間も増えました。
一方で、体調不良や災害時、留守番などの不安は確かにあり、少しずつ備えも始めています。一人だからこそ、「この子を守るのは私」と感じながら、日々を丁寧に生きられるようになりました。
ひとり暮らしだからこそ得られた安心感
誰とも話さない日があっても、
そばにいてくれる存在がいるだけで、部屋の空気がまるで違います。
「おはよう」「かわいいね」「ごはんにしようか」
自然と話しかけているうちに、心がほぐれていくのが分かりました。
この子のおかげで、自分のペースが整ってきたようにも思います。
食事・掃除・散歩。全部“この子のため”と思うと、頑張れるから不思議です。
不安だったことと、どう向き合っているか
一番不安だったのは、お留守番と体調管理。
今は外出も2〜3時間までにして、エアコンや静かな音楽で環境を整えています。
病気や災害など“もしものとき”のために、ノートにかかりつけ病院や食事の情報をまとめるようになりました。
完璧じゃなくても、“備えること”が自分の安心にもつながっています。
大変なことも、幸せの一部に変わる
早朝の散歩や雨の日のケア、抜け毛やお掃除。
正直「大変だな」と思う日もあります。
でも、そのひとつひとつがこの子と一緒に生きている証のような気がしています。
疲れて帰ってきたとき、玄関でしっぽを振って迎えてくれる姿を見たら、そんな気持ちはすっと消えてしまいます。
わたしは“ひとり”じゃなかった
一人暮らしで犬を飼うのは、決して軽い決断ではありません。
でも、一人だからこそ、この子の存在の大きさに気づけたとも思います。
「この子を守るのは私だけ」
そう思うと、自然と日々を大切に、丁寧に過ごすようになりました。
もし、同じように迷っている方がいたら、わたしのように、ゆっくり少しずつ準備して、一歩踏み出してみてほしい。
その先に、きっと静かであたたかな暮らしが待っていると思います。
トイプーがいてくれて、救われたと感じた瞬間
一人暮らしの中で、トイプードルがそばにいてくれることで救われたと感じる瞬間がたくさんあります。誰とも話さない日でも、この子には自然と声をかけている。
落ち込んでいるときには、何も言わず寄り添ってくれる姿に涙が出そうになったことも。毎日の世話が生活のリズムになり、帰宅すれば笑顔で迎えてくれる。言葉はなくても、心はたしかに通じていると感じています。
① 誰とも話さない1日が、変わった
以前は、一日誰とも話さず終わる日がありました。
テレビの音だけが鳴っていて、部屋は静かで、心も少しさびしくて。
でも、マロンが来てからは、自然と「おはよう」「ごはんにしようか」「かわいいね」と、言葉が増えました。
相手は言葉を返してこないけれど、しっぽを振ってくれる。見つめ返してくれる。
その小さな反応が、心の空白をそっと埋めてくれたように思います。
② 涙がこぼれそうなとき、そっとそばに来てくれた
知らせや出来事で、気持ちが沈んだ夜がありました。
じっとソファに座っていると、マロンが静かに近づいてきて、何も言わずに、ただ膝の上にちょこんと座ったんです。
「大丈夫?」って、言葉じゃないけど伝わってくる温もりに、涙が出そうになりました。
あの日、「この子がいてくれてよかった」と、心から思いました。
③ 朝のルーティンが“生きるリズム”になった
朝起きて、マロンのごはんを用意して、水を替えて、
少し撫でて、ベランダから空を見る──
そんな何気ないことが、毎日を穏やかに区切ってくれるリズムになりました。
わたし自身の“生活のペースメーカー”のような存在。
一人暮らしだからこそ、こういう習慣のありがたさを感じます。
④ 家に「ただいま」と言えることの安心感
出かけた帰り道、ふと「早く帰りたいな」と思えるようになったのは、マロンが家で待ってくれているから。
ドアを開けた瞬間、しっぽをふって駆け寄ってきてくれる姿に、どんな疲れもふわっとやわらぐような気がします。
「帰る場所がある」って、こんなにも心を支えてくれるものなんだと気づかせてくれました。
この子がいてくれて、本当によかった
トイプーがいてくれて、私は一人だけど、ひとりじゃないと感じられるようになりました。
会話がなくても、派手な出来事がなくても、そっとそばにいてくれる存在がいるだけで、人はずいぶん救われるものですね。
今日もマロンは、わたしのそばで静かに丸くなって眠っています。
「ありがとう」の気持ちを込めて、明日もまた、あなたと丁寧に暮らしていきたいと思います。
愛犬が話せたら聞いてみたいこと
毎日一緒にいても、「もしこの子が話せたら…」と思うことがあります。
わたしのこと、好き? うちに来てよかった? 何かがまんしてない?
――そんな素朴でまっすぐな問いを、ふと投げかけたくなる瞬間があります。言葉は通じなくても、目やしぐさで伝わる気持ちがたくさんある今だからこそ、もっと寄り添いたい。
そう思えることが、きっと愛なのだと思います。
① わたしのこと、好き?
きっと「うん!」って言ってくれるんだろうけど、その声が聞けたら、どれだけうれしいだろう。
毎日ちゃんと伝えてるつもりだけど、「あなたが大切だよ」って気持ち、届いてるかな?
できれば、「わたしもだよ」って言ってほしいな。
ちょっと照れくさいけどね。
② うちに来て、よかった?
一人暮らしの家に迎えたとき、この子はどう思ったんだろう。
「静かでさびしいな」って思ったか、「落ち着いてて、ここが好き」って思ってくれたのか。
聞けるなら、「幸せだよ」って言ってくれたら、たぶん私は泣いてしまう。
③ どんなときに、うれしい?
ごはんのとき?
お散歩に行くとき?
膝の上でなでなでされてるとき?
私にとっての“しあわせ”を教えてくれたこの子の、“いちばん好きな瞬間”を、聞いてみたい。
もっとしてあげたいなって思えるから。
④ 何か、がまんしてない?
病院に行ったとき、
急に抱っこをしたとき、
いつもと違うおやつをあげたとき…。
本当はイヤなのに、我慢してくれてることってあるのかな?
もしそうなら、「ごめんね」「ありがとう」って伝えたい。
できるだけ、無理はさせたくないから。
⑤ わたしがいないとき、どうしてる?
留守番のとき、どんな気持ちで待ってるんだろう。
不安? それとも安心して寝てる?
「ちょっとさびしかったけど、いい子で待ってたよ」
そう言ってくれたら、少しだけ罪悪感がやわらぐ気がします。
話せなくても、心は届いてる…たぶん。
本当は、聞きたいことがまだまだたくさんある。
でも、言葉がなくても、この子の目を見ていると、なんとなくわかるような気もする。
「うれしい」も「さびしい」も、「大好き」も。
もし話せたとしても、わたしはきっと、いまのように「だいすきだよ」って、毎日なでながら伝えるんだろうな。
言葉がなくても、わたしたちは、ちゃんと話してるのかもしれません。
もしものときのこと、少しずつ考え始めました。
元気に過ごす毎日。でも、もしものときのことを少しずつ考えるようになりました。
入院や災害、わたしが動けなくなったとき──この子はどうなるのだろう。
そんな思いから、預け先の連絡先や食事メモ、通院記録などをノートにまとめ始めました。考えるのは少しつらいけれど、今の幸せを守る準備だと思っています。お互いの安心のために、できることから少しずつ整えていきます。
① この子の“もしも”と、私自身の“もしも”
まず考え始めたのは、どちらかに何かあったとき、どうするかということ。
● わたしが入院したら?
● 災害が起きたら?
● この子が先に年を取ったら?
一人暮らしだからこそ、自分とこの子、両方の“もしも”を想定しておくことが必要だと感じています。
② いま準備していること
少しずつですが、以下のことを始めました。
ペット預け先のメモを残す
→ 万一の入院時、近所の知人に預けられるよう、連絡先と性格メモをまとめておくことに。
フード・お薬・保険の情報を一冊に
→ 毎日のごはん、動物病院、定期の薬、保険の連絡先などをノートに一覧化。
→ 体調の記録も1行日記のように書いています。
避難用グッズの用意
→ クレート、水、フード、ペットシーツなど非常用持ち出しセットを玄関近くに。
→ 飼い主が焦っても、準備してあれば安心です。
③ 心の準備は、少しずつでいい
正直、考えるのがつらくて、ノートを閉じてしまった日もありました。
でも、今この子と過ごしている“幸せな日々”を守るために、必要な準備だと思うようになりました。
何かが起きてから慌てるよりも、「ちゃんと考えてたから、大丈夫」って思える自分でいたい。
そして何より──
この子が不安にならないように、安心して毎日を過ごせるように。
“もしも”の準備は、愛のかたち
まだ元気で、ぴょんぴょん跳ね回る○○を見ていると、「そんな日はずっと先であってほしい」と思ってしまいます。
でも、今を大切に思うからこそ、その先のことも少しずつ整えていく。
わたしと、マロンの時間が、最後まで、やさしく、安心して続いていきますように──
そんな願いを込めて、今日もそっと、ノートに一行、未来の準備を書き加えました。
追伸:
同じように愛犬との「もしも」に向き合い始めた方がいれば、
どんな風に準備しているか、教えていただけたら嬉しいです。
まとめ
トイプードルと一緒に暮らす毎日は、にぎやかでもあり、静かでもあり、
なにげない時間が、気づけばとても愛おしく感じられるようになります。
おうちの中での過ごし方や、季節のちょっとした工夫、小さな安心を重ねながら築く“わたしとトイプーの暮らし”。
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「それ、うちでもやってみようかな」と思えるヒントや、
「わかるなぁ」と共感できる心の寄りどころになれたらうれしいです。
暮らしに慣れてきたら、ごはんや健康のこと、おすすめのグッズも少しずつ気になってくるかもしれません。
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